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Senior’s Voice先輩の声
平和酒造株式会社
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先輩の声
「おいしい」の一言のために。それに尽きます。

田村 浩貴
2013年
- 年齢
- 31 歳
- 出身校
- 三重大学大学院 生物資源学 研究科共生環境学
現在の仕事内容
9月末から5月初旬までの清酒の酒造期は、蔵の中で原料処理工程(酒米の洗米、浸漬、蒸し)の担当をしています。ご家庭でご飯を炊くときと同じで、酒造りで使用するお米も洗米をし、水を吸わせてから蒸上げます。一見単純な工程ですが、その際の吸水具合がその後の麹造りやお酒の発酵を全て左右する難しい仕事です。水の吸具合はデータ化が難しく、目視でのチェックと蒸上がりの米の手触り、五感に頼る部分が多いので、経験豊富な杜氏の下で感覚を養っているところです。蒸上がった米に触れ、感触を杜氏とすり合わせてぴったりと一致すると造り手として一歩ずつ成長できているのだなと実感できます。酒造期以外の季節には梅酒の仕込みやビール醸造、試飲販売やイベント等の営業活動に出ています。自分たちの手で造った酒を直にお客様に紹介し、おいしいと言って飲んでいただくのは本当にやりがいのある仕事です。製造に携わりながら、新たな「紀土」の魅力を伝えるために試行錯誤の日々です。
この会社に決めた理由
お客様に近い位置でものづくりに携わっていきたいと考えていたときに、大学の友達から平和酒造を教えてもらったのがきっかけです。学生時代、研究発表をする機会に恵まれていたのですが、自信のある内容でも十分相手に伝わらないことがあり、悔しい思いをしていました。父の影響で漠然と製造業を志望していましたが、この経験から研究室にこもるのではなく、商品の魅力がしっかり伝わり、求められる商品を造っていきたいと考えるようになりました。そうした中、たまたま友人の紹介で受けた選考で、米に触れてお酒を醸すところから始まり、できたお酒をお客様に紹介して飲んでもらうところまでを一人一人が担当する今の仕事に出会い、これだと思い入社を決めました。
